

昨年、今年と2年連続、東北を代表するロックフェス「ARABAKI ROCK FEST.」へ出演しましたが、初めて生のBRIGHT KIDSを観ました。スタッフ的にはこの種の多数アーティストが出演するフェスティバルの舞台裏は「いやーご無沙汰!最近どう?」といった社交場という側面もあります。ご多分に漏れず、僕もそのように過ごしていたのですが、当然会う人、会う人から「いやーどうも!今日、何?(何のアーティストで現場へ来ているのか)」や「サトルも一緒?」等と聞かれたりします。その都度「地元の小学生のビッグバンドでBRIGHT KIDS」っていうのがあって、うちでリリースするもんで・・・時間あったら観てよ!」等と説明していたのですが、「えーこれ小林さん!?プログラムを見て、これ、そそられる(興味を)!って話してたんすよ」と言ったリアクションが多いのに先ず驚きました。ミュージシャンや関係者から先ず注目されていたのですね。中には「小林さん、いかにもやりそう!」とも言われました。
で、実際に舞台裏で会ったメンバーは正に小学生。年の頃はうちの長男(小学校5年生)とほとんど同じです。当然、小学生なので、父兄同伴で多くの出演者の中で一番の大所帯なご一行様となっていました。子供が大体同じ年齢という事は親もそう差がない年齢(僕は今年41歳です)だと思います。自分の子供達に関しては、以前から・・・そして現在も単身赴任な事もあり、こういった「皆が当たり前に集まる子供のための行事」には100%欠席なのに、自社でリリースする作品でそういう場に出くわすとは少し複雑な気持ち半分、この類の事は100%押し付けてしまっているツレアイの日常を想像出来て少し嬉しい気持ち半分・・・といったところです。
話がそれ過ぎましたが、いよいよBRIGHT KIDSの登場。順番で言えば「UA様」、「清志朗様」のOpeningですよ!・・・という勝手なな盛り上がりはさておき、演奏が始まる前はさすがに全体的に知名度はないので、出演ステージ(BRIGHT KIDSの)の客席はまばらに・・・約30名程度が何となくいる・・・という感じでした。が、しかしスタートすしてから音につられてステージ前へ次々と押しかける観客達・・・これは本当に気持ちよいものがありました。さすがに小学生なのでMCは「今、演奏した曲は○○でした。次の曲は○○です」のみです。ステージ上に何が起ころうと、観客のリアクションがどうであろうとこれは変わりません。「観客の煽り」や「ステージ上の演出」といったものがありません。なので観客の足を運ばせるのは「音」しかありません。本当に「音」に惹きつけられ多くの観客がステージ前へ集まりました。出演終了時には約500名の観客がステージへ熱い視線を送っていました。
SWINGやJAZZというジャンルとして一括り出来るバンドではありませんが、いわゆるそういう「気持ち良ければ良い・・・」といった「理屈ぬき」なものに多くの観客が惹きつけられたのです。アンコールの拍手が鳴り止みませんでしたが、メンバーは無言で丁寧に頭を下げ去って行くだけです。ステージ前に集まって最後まで盛り上がっていたのはいわゆる20代を中心とする若者達でした出演前〜終演後、合わせてCDが約130枚売れました。中にはご父兄の方々の「5枚、下さい!」もありましたが、それにしても驚きました。
元々、このBRIGHT KIDSに関してはエリアに特化した展開で・・・と考えていたプロジェクトであり、将来的に「地元(宮城県)の音楽シーン発展・・・」等とおこがましくも思っていた・・・これこそ「長い目で見るプロジェクト」だったのですが、ARABAKI出演後「とある全国ネットCDショップが全国展開を!」や「FM全国ネットへ電話で出れませんか!」等、評判を聞いた関係者が少しづつ手を上げ始めています。
それも本当に嬉しい事ですが、最初から最後までお客さんに交じって観てくれていた堂島君とそのスタッフやBRIGHT KIDS出演後、「サンプルある!欲しい!」と言ってくれたUAやスカパラのメンバー、そして「今度、こういうのやるんだけどさ・・・」と言ったら「それいいじゃん!ロゴもキッズ用にして・・・」と言ってデザインのアイディアも出しつつ、つっこんで来てくれた坂本サトル・・・等、プロの音楽家達が、これを良しとしてくれた事は、将来の日本の音楽シーンへつながって行く事なのでは・・・と大袈裟ではなく思ったりしました。
(株)ラップランド 代表取締役 小林英樹


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